能楽番組データの処理

 本研究で用いたデータは、平成13年7月に東海能楽研究会(代表 筧鉱一)によって刊行された「近代名古屋の能楽を支えた人々」の原稿を作成するためのものです。「近代名古屋の能楽を支えた人々」は明治から昭和までに東海地区で行われた能楽番組の一覧、演目の索引、出演者の人名索引からなる3刊の冊子で総ページ数は約2,400にもなります。

 このデータを元にいくつかの処理を行いました。その結果を「能楽番組データベースからプログラムで読み取れるもの」(椙山女学園総合クリエイティブセンター「創」第4号、p.35-45)に発表しましたが、その際に作成したプログラムとその処理結果をここに公開します。プログラムは三木の著作物であり、元となったデータは東海能楽研究会の著作物ですが、ここで公開した物に関しては、能楽の研究などに転用しても構いません。これを元に能楽の研究が一層進むことになれば幸いです。


データチェックプログラム

 データの入力はワープロなどでも簡単にできる形式なので入力する機材やスキルの点では良いのですが、どうしてもタグを勝手に作ってしまったり、良く似て非なるタグにしたりという間違いがよく生じます。これを調べるためのプログラムです。色々な物を作りましたが一番強力なものを公開します。

 上記のものをダウンロードしてそのまま使います。(解凍などの作業は不要です。)

プロンプトの出ている状態で「check1」と入力してenterキーを押すと入力ファイル名を聞いてくるので入力してenterキーを押すと出力ファイル名を聞いてきます。これを入力してenterを押すと処理が行われます。

参考文献:飯塚恵理人・三木邦弘・深谷哲:「東海地域能楽番組データベースの使用プログラム(1) −能楽番組データ検査プログラム "check1" を中心に−」、『椙山女学園大学研究論集』第31号人文科学篇、p.55-68、2000年3月


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