入場料の集計

番組を形式的に性格を分けるとすると、入場料が必要なもの(恐らく玄人による会)と無料のもの(稽古会など素人による会)と言う方法が考えられます。では収録された番組でそれぞれどのくらいあるでしょうか?

  1. Unixのコマンドを利用してまず会名、日時、入場料の部分を取り出しました。
    egrep -h "会名、|日時、|入場料、" mall tall sall-? > aaa
  2. この結果をもとにプログラムで数え上げました。
    countm < aaa > nyujyou.csv
  3. また入場料としてどのようなものがどのくらいあるのかUnixのコマンドで数えてみました。
    awk -F, '{print $1}' nyujyou.csv | sort | uniq -c > nyujyou.txt
  4. グラフ化するためにExcelにnyujyou.csvを読み込ませました。そして入場料の記述がまちまちなので整理してからグラフにしました。グラフと共にnyujyou.xlsに保存しました。

できたグラフは次のようなものです。

入場料のところに「会員制」とあるものや「非公開」とあるものをまとめて「会員制」としています。

昭和に入ってから有料の会が半数を占めるようになりましたが、恐らく収集したデータの違いでしょう。戦後は有料の会の割合が低下しましたが、また次第に増えています。昭和以前の会に関しては入場料を徴収したかどうかわからないものが大半を占めているのでこのような傾向を見つけることはできません。

次にある程度のデータの数が見込める昭和時代の有料の会の入場料について、年毎の最高額、最低額、平均額を求めてみました。計算は比較的容易だったものの「12,000円(年4回)」と言う感じの記述が多くいちいち直す必要がありましたし、その年に同じ入場料の会が4回なかった事もありました。その結果は次のようになります。グラフを作成した際のExcelのファイルはnyujyou.xlsで上のグラフと別のシートに作成してあります。

戦前と戦後で物価がかなり違うので、戦前の部分は横軸に重なってしまいました。最高額と平均額が順調に上がっているのがわかりますが、一方で最低額はあまり上昇していません。素人会は無料または形ばかりの料金で行われていると言うことでしょうか。