これはPDFファイルにしおりを追加するプログラムです。しおりの内容は テキストファイルで指定します。会話的にしおりは指定できません。雑誌を自 炊してできたPDFファイルに目次をしおりとして追加する事により、単体でも そこそこ読めるものになると思います。雑誌は、普通の本が頭から順番に読ま れるのに対して、あの連載記事のところが読みたいと言う感じの読まれ方をさ れがちなので、ぱっとそこに行けると便利です。
次のリンクをクリックしてダウンロードしてください。解凍するといく つかのファイルが出てきますが、ソフトの本体である「PDFabmk.jar」だけが 実行に必要で、残りは説明やソースコードです。しおりの指定ファイルを自分 で作成する必要があります。解凍すると出てくる「しおり.txt」の内容を参考 に作成してください。
不要になった場合は、解凍して出てきたファイルを削除すれば終わりで す。レジストリなどは使用していません。
Javaで作られていますので、「PDFabmk.jar」と言うファイルをダブルク リックすると起動します。ただパソコンにJRE (Java Runtime Environment)が インストールされている必要があります。多分、ここからダウ ンロードしてインストールできると思います。約100MBぐらいになりますので、 ネットワーク接続環境によっては大変かもしれません。
起動すると次のようなWindowが出てきます。
一番簡単な使い方は、PDFファイルのアイコンをドラッグして「元PDFファ イル」の横の空欄の上でドロップ、しおりの設定の入ったファイルをその下の 空欄にドラッグ&ドロップ、保存先ファイルを指定してから「しおり追加」ボ タンをクリックする方法です。保存先のPDFファイルも空欄にドラッグ&ドロッ プで指定可能ですが、その場合は保存先ファイルの以前の内容は失われる事に なります。
画面でできる設定は一つだけです。「起動時にしおりを表示させる」を 設定すると、できたPDFファイルを開いた時に最初からしおりが表示されるよ うになります。あまりしおりは使わないだろうと言う場合は設定しない方が良 いでしょう。
次のような内容の「しおり.txt」ファイルが添付されています。 まさにこの通りなのですが。。。
# # しおりデータのサンプル by K.Miki 2011/01/28 # # 何か適当な記号で始めるとその行はコメントになる。空行は無視される。 # # # PDFファイルのプロパティの設定 # 指定しなければ元のPDFのものが設定される # # tで始まると、空白の後の残りが「タイトル」になる t しおりデータのサンプル # sで始まると、空白の後の残りが「サブタイトル」になる s てすとてすと # aで始まると、空白の後の残りが「作成者」になる a おらがつくった # kで始まると、空白の後の残りが「キーワード」になる k iText, しおり # cで始まると、空白の後の残りが「作成アプリケーション」になる c PDFabmk ver.1.01 # oで始まる行があると「起動時にしおりを表示させる」設定になる。 # この設定はコマンドラインで実行時のみ有効になる。 o # # しおりのデータ # ページ番号 スペースいくつか しおりの見出し # スペースの数が多いほど小見出しになる # Tabもスペースとして数えるので最初の空きに使うとページ番号の桁数が # 変わっても見易い。行の先頭にはスペースを入れないこと。 # 1 大見出し 3 中見出しの一 ... $ 5 中見出しの二 ... $ 7 小見出しの一 ... $=100 9 小見出しの二 ... $ 11 中見出し三 $$ |
この設定ファイルでは、次のようなしおりが追加されます。
注意点は次のようなものがあります。
わざわざバッチファイルを作成する人は居ないと思いますが、コマンド ラインで使用することも可能です。
C:\>PDFabmk.jar 元ファイル名 しおり設定ファイル名 先ファイル名
PDFabmkの肝心な部分は全てiTextライブラリによっています。このライブラリは無料 版と有料版があり、無料版には「GNU Affero General Public License ver.3」 と言うしばりがあります。ソースを付けて、他の人が改変しても怒らなければ 良いのだろう、と適当に解釈しています。という事で、上の方にありましたダ ウンロードにはソースファイルなどが入っています。