言語関係
ここでは、主として“ことばに関する本”を取り上げます。
日本語・英語についての言葉一般

池上 彰 『日本語の「大疑問」』(講談社+α新書, 2000年)
   NHKの子供向け番組「週間こどもニュース」のお父さん役でおなじみのキャスター、池上さんが日本語についてほんとうにわかりやすく書いた本。結構、気楽によめて、役に立つ。小学生・中学生にもきちんとわかるように、噛み砕いた語り口である。
井上 史雄 『日本語は生き残れるか(PHP新書, 2001年)
    著者は“経済言語学”の視点から日本語の現状と将来を予測する。ネット時代の英語帝国主義、英語第二公用語論まで飛び出している現在、日本語は生き残れるのか?第二次大戦後の志賀直哉みたいに、“暴論”をはく輩が力をもつやもしれん。

鈴木孝夫 『ことばと文化』 (岩波新書, 1973年)
   この本は岩波新書という当時は高校生向き(あるいは駅弁大学になっていたから大学生向き)に書かれたものだが、どっこい現代でも十分通用する内容である。言語、ことば関連に関心をもつ人には必読の書であろう。実はこれ、私の学生時代にすでに出版されていたのです。息が長いですねえ。90年代になっても“アンコール復刻版”で増刷されたんじゃなかったか。各地の図書館にもきっと入っていると思われる。 「唇」と「Lip」は対応するか? 「唇にヒゲがはえている」なんぞ、日本人には理解できんでしょう。詳しくはこの本で・・・