(2019/07/24版)
著書、学術論文等の名称 | 単著、共 著 の 別 | 発行又は発表の 年 月 | 発行所、発表雑誌等又は発表学会等の名称 | 概 要 |
T 著 書 | ||||
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共著 | 昭和63年10月 | Peter Lang Verlag | 中世イギリスのロマンス集をコンピュータにより、コンコーダンス化した。斉藤俊男・今井光規編。コンピュータプログラムの開発等、コンピュータの利用に関係する部分をすべて担当した。
A4判 Vol.1全770頁、Vol.2 全780頁 共編:齊藤俊男、今井光規 本人担当部分:プログラム開発及びコンピュータ利用を担当 |
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共著 | 平成元年9月 | 英潮社新社 | 「計算機を利用した研究方法」の章を分担。チョーサーに限らず、文学作品を計算機で処理する際に考慮すべき点を幾つか取り上げている。例えば、パソコンを利用するか、大型計算機を使うべきか、テキストの入力時にどんな問題が発生するか、広く究める方法の違い等について述べた。 A5判 全233頁 本人担当部分:p.84〜p.98 |
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共著 | 平成3年〜 平成4年 | Georg Olms Verlag | 中世イギリス作家チョーサーの全作品をコンピュータによりコンコーダンス化した。大泉昭夫編で現在刊行続行中。既に開発済のコンコーダンス作成プログラムに、全作品の総合索引作成のためプログラムを追加し、また脚韻語の処理部分の改良など、コンピュータの利用に関する部分をすべて担当した。 A5判 全10巻で総頁数約9、000頁 共著者:大泉昭夫、米倉卓 本人担当部分:プログラム開発及びコンピュータ利用を担当 |
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共著 | 平成3年9月 | 人文書院 | 「脳とコンピュータ機械のことば・人間のことば」の章を分担。音声合成および音声認識等の例を取り上げ、人間が平常の会話を理解するには<ことば>に関する膨大な知識が必要であることを述べ、また、ことばの獲得は人間が生まれながらにして持っている普遍文法の文法的知識のみでは、まだ常識等の知識が不足することを指摘している。
A5判 全173頁 共著者:郡司隆男 |
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共著 | 平成6年3月 | Georg Olms Verlag | "A Complete Concordance to the Works of Geoffrey
Chaucer"の補足資料。 Complete Concordanceでは十分でなかった脚韻語に関する様々なリストからなる。リストの構成等を編者である大泉昭夫と共に検討し、新規にプログラムを作成した。
A4判 2巻で1、272頁 |
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共著 | 平成6年10月 | 中部日本教育文化会 | 東海地区において、平成5年度に催された能楽番組に関するリスト。データーベース作成から組版を行うプログラムの作成まで行った。
B5版 全174頁 |
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共著 | 平成8年4月 | 講談社サイエンティフィク | 「コンピュータのしくみ」の章を分担。まずコンピュータの構成について各種装置からコンピュータが作られている事を説明し、次にそれらがどのように協調してコンピュータを動かしているかを説明している。そしてコンピュータを構成する入力装置、出力装置、演算装置、制御装置、記憶装置、補助記憶装置について具体例をあげて説明し、最後に性能や規模によるコンピュータの分類について説明している。 A5判 全201頁 本人担当部分:p.6〜p.19 |
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共著 | 平成9年7月 | 椙山女学園大学 | 平成7・8年度の文部省科学研究費の助成により、東海地区における明治以降昭和26年までの能楽番組に関するリスト。データベースの作成および組版を行うプログラムを担当した。
A4版 459頁 |
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共著 | 平成13年7月 | 東海能楽研究会 | 東海地区における明治、大正、昭和時代の能楽番組に関するリスト。データ処理のプログラム作成とそれを用いて処理を担当した。これまでのデータを統合し、プログラムを大量のデータに耐えられるように再設計し、ページ数削減のため組版プログラムを改訂し、外字の処理方法を変更した。
A4判 全3巻 計2,390頁 |
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共著 | 平成24年12月 | Georg Olms Verlag | Chaucerが最初の部分を翻訳したと言われる"The Romaunt of the Rose"に出現する全ての単語を収録した辞書である。既に刊行されている"Boece"の辞書と比較すると、phraseに関する記述が充実しているほか、翻訳元となったと思われるフランス語の原文も、可能な限り例文に付加している。辞書内容の整理やチェックなどのプログラムを多数作成した。
A4判 2巻で873頁 |
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共著 | 平成29年10月 | Georg Olms Verlag | Chaucerの代表的な作品の一つである"Troilus and Cryseyde"に出現する全ての単語を収録した辞書である。既に刊行されている"The Romaunt of the Rose"の辞書と比較すると、データベースによる管理部分を広げることにより、記述内容の矛盾などが生じることを防いだほか、phraseの検索を容易にするために索引も追加した。データベース構築などのプログラムを多数作成した。
A4判 3巻で1,140頁 |
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共著 | 平成31年3月 | 椙山女学園歴史文化館 | 椙山女学園歴史文化館所蔵の裁縫雛形の一覧である。歴史文化館には雛形512点があり、それらの写真付きデータベースを構築し、インターネット経由でデータベースを検索できるようにした。この冊子は、そのデータベースの内容を紙媒体に直し、雛形に関する解説を追加したものである。
A4判 293頁 |
U 学術論文 | ||||
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単著 | 昭和56年3月 | 大阪大学 | 大阪大学大学院基礎工学研究科修士論文。光ファイバー等を利用した構内ネットワークの各種プロトコール(通信方法)の比較をシミュレーションで実施する場合、より現実的な評価を行うのに役立つよう凡例的なネットワークインターフェースを作成した。
A4判 全32頁 |
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単著 | 平成4年3月 | 「言語文化研究 18」(大阪大学言語文化部・言語文化研究科) | 大阪大学言語文化部紀要「言語文化研究」の過去17年間に掲載された論文の中から英文要約を持つものを選び、これらの要約の各種統計的性質を計測するとともに、その際に生じた問題点や、それに対する考察などを詳しく述べている。またこれに基づいて、英文要約の作成に慣れていない者が要約を作成する際の手助けになるようなプログラムを開発した。そしてこのプログラムを希望者に無償配布する予定である。
B5判 |
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単著 | 平成10年12月 | 椙山女学園総合クリエイティブセンター「創」創刊号 | 椙山女学園におけるコンピュータネットワークの発展を、特に外部ネットワークとの接続の観点から振り返る。そして現在の利用状況やこれからのネットワークに要求される条件を検討し、インターネットとの接続をSinet(文部省学術情報センターによる学術情報ネットワーク)のみに頼る状態から、商用プロバイダーも併用したより高信頼性のネットワーク構築案について考察した。また複数の経路に負荷の分散を適正に行う方法の提案も行った。
A4判 |
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共著 | 平成12年3月 | 『椙山女学園大学研究論集』第31号人文科学篇 | 東海能楽研究会において作成中である東海地域で行われた能楽番組のデータベースは会名、日時、場所、形態、演目等番組に関する情報をタグ付きのテキストの形で入力をしている。多くの協力者が手分けして通常のワープロソフトなどで入力を行うため、誤ったタグや内容の不統一等が生じる。check1プログラムを利用することにより、データベース中のタグとその内容の一覧を得ることができる。これによって入力の誤りを発見できるだけでなく、新たなタグの必要性を見出すこともできたことを示した。なお、check1プログラムのソースリストも掲載している。 B5判 |
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単著 | 平成13年1月 | 椙山女学園総合クリエイティブセンター「創」第3号 | 平成12年8月に約1週間かけて参加した「北米におけるバーチャル・ユニバーシティ視察」の概要と同様のシステムを本学に導入する際に検討しなければならない点などについて考察を行った。訪問したアメリカのStanford大学、California
Virtual Campus、Motorola大学、 Phoenix大学とカナダにあるTechnical
University of British Columbia、Simon Freaser大学ではそれぞれ特色を生かし大規模にネットワークを利用した講義を行っていた。これらの形態の授業を本学の授業に導入する際の問題点などについて考察を行った。
A4判 |
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単著 | 平成14年1月 | 椙山女学園総合クリエイティブセンター「創」第4号 | 平成13年7月に東海能楽研究会によって刊行された「近代名古屋の能楽を支えた人々」は、明治から昭和の間に東海地区で行われた能楽番組のデータ集である。ここではこのデータ集の元になったデータをプログラムで処理することによって、収録されたデータの性格のいくつかを示した。これによってプログラム処理の可能性と東海地区の能楽の実態を数値的に示すことができた。なお実際に使用したプログラムのソースや得られた結果はWebを利用して公開している。
A4判 |
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単著 | 平成15年3月 | 『椙山女学園大学研究論集』第34号自然科学篇 | 椙山女学園大学において、学生がネットワークを利用してメールなどを扱うための環境整備をどのように行ってきたかの約10年間の報告である。この間には様々な技術の革新があり、それらを順次取り入れながら学生にとって使いやすいものを目指してきた。今後は家庭もネットワークに接続されて来た点を生かすことや授業の支援の面での一層の改良が課題である。 B5判 |
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単著 | 平成20年3月 | 『椙山女学園大学研究論集』第39号自然科学篇 | 学生一人一人の能力に応じた進度の授業を提供できるe-learningは、学生に多くの知識などをもたらすが、将来学生が活用しようとするまで、それらを完全に覚えている事はないだろう。テキストを用いた授業であればテキストを再び見れば良いが、テキストの代わりになるe-learningのサーバーに卒業後いつまでもアクセスできる保証はない。そこでe-learningで学びながら各自ノートを作成する事を重視する形式の授業を行なってみた。機械的に行なう事のできないノートの確認作業が必要となるが、学生は授業内容の要約を行い手書きをすることにより授業内容の理解がより深まるようである。
B5判 |
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単著 | 平成21年3月 | 『椙山女学園大学研究論集』第40号自然科学篇 |
パソコンの性能向上は著しいが入出力がキーボード、マウス、ディスプレイなどの対人的なものに限定されると言う問題点がある。
気温を取り込んで処理し、その結果を元にスイッチを入れたい、と言うような事がなかなか実現できない。そのためのハードウェアやソフトウェアを開発すると、
それなりの技術や費用が必要となる。本論文は、現在のパソコンには必ず付属しているUSB ポートに接続する形態の汎用入出力機器の試作について述べている。このような形態を用いる事により、
現在のどのようなパソコンにも使用でき、ソフトウェア的にはUSB メモリーと同様に扱えるために、OS に特別なドライバーソフトを導入する必要がない。
プログラムからは通常のファイルへの読み書きで制御できるために、複雑な関数の使用法を覚えたりせずにプログラムを作成可能であり、
特別な関数やAPIを用いないため完成したプログラムを別のOS で稼動させる場合も、プログラムの書き換えはほとんど必要としない。
B5判 |
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単著 | 平成22年3月 | 『椙山女学園大学研究論集』第41号人文科学篇 |
大泉昭夫氏(同志社大学名誉教授)と共にGeoffrey Chaucerの作品"The Romaunt
of the Rose"の辞書の作成中であるが、本論ではその辞書作成へのコンピュータ支援に
ついて述べている。辞書の作成に関しては、ワープロさえあれば十分と言う見
方もあるが、ある程度の規模のものになると機械的に管理できるものはできる
だけそちらに任せた方が良い。対象となった作品は約7,700行の韻文であり,
約 66,000語から成る。語形の種類は約5,800で,少なくともこれと同数の例文が
必要となる。現在の段階の辞書では見出し語が約4,000,例文は約16,000になって
おり、この膨大な数の例文の管理をコンピュータで行なう事により、人為的なエラーを
なくすことを目指している。
B5判 |
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単著 | 平成28年3月 | 『椙山女学園大学研究論集』第47号自然科学篇 |
近年iPadなどのタブレット型コンピュータを授業で活用する試みが各地で行われている。
本研究もこれを演習授業に利用する事を検討し、そのためのプログラムを作成し、実際の演習授業で使用した。
タブレットの利用法としては、学生の提出物を電子化して見せるためのシステムや、
将来テキストが電子化された場合に、そのテキストと学生のノートが一体として扱えるシステムを検討した。
B5判 |
V その他 | ||||
(学会発表) | ||||
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共同 | 昭和56年3月 | 情報処理学会第22回全国大会(於学習院大学) | 待ち行列(QueueingNetwork)を、会話形式によりシミュレーションを行う事を目的とした専用シミュレータHASS‐QN
(Handai System Simulator for Queueing Network)のハードウェア構成についての報告を行った。HASS-QNは12台のマイクロプロセッサにより待ち行列網をシミュレートする。データの交換には共有メモリーを使用し、そのアクセスの競合を調停する方式について説明し、競合による性能低下はわずかであることを示した。 共同発表者:三木邦弘、 柴田幸弘、丸山裕之、宮原秀夫、高島堅助 |
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共同 | 昭和62年10月 | The Kyoto Conference on Chauser's
English (於同志社大学) |
チョーサーの作品のコンコーダンスを作成する目的とその見通しについて述べた。コンコーダンス作成の際のコンコーダンス作成プログラムの役割とその出力の人手による修正に関する部分やチョーサーの作品に特有の脚韻の分析プログラム、写本間の違いを求めるプログラムなどの説明とその処理結果を示した。
共同発表者:米倉綽、三木邦弘 |
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単独 | 平成6年3月 | 情報処理学会第48回全国大会(於東京理科大学) | ネットワークの多様な利用の実習を行うにはUNIXワークステーションを利用するのが妥当と思われるが、費用などの問題点がある。そこでUNIXの演習をするために、最小限のハードウェアの増設で既存のパソコンを利用する方法として、パソコン用ディスクレスUNIXを試作した。通常のパソコンUNIXと比較すると、各パソコンがシステムをディスクに持たないためにメモリーさえ十分にあれば利用可能であり、システムファイルがサーバーにのみ存在するためにその管理も容易である。 |
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単独 | 平成12年7月 | 私立大学情報教育協会情報教育方法研究発表会(於アルカディア市ヶ谷) | メールなどの利用を行うためには大量の学生をシステムに登録しなければならない。その際にユーザ名として学籍番号などを用いることが多いが、学生に機械的な印象を与える他、機械的にユーザ名が推測できるために悪戯などの被害が想定される。学生を小人数のグループに分割することにより、学生に自由なユーザ名の使用を可能にする階層的な管理システムを構築し、実際に2千人以上の学生の登録を行ったことを報告した。 |
(研究成果報告書) | ||||
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単独 | 平成15年3月 | 平成12年度〜平成14年度科学研究費補助金・基盤研究(C)(2)研究成果報告書「近世・近代能楽資料の収集・整理とデータベース化−東海地域を中心に−」課題番号 12610457 | 平成6年ごろより構築してきた能楽番組データベースのデータの記述形式について、実際に使用している独自形式の詳細と、採用の際に比較検討を行なったXMLやRDBを用いた場合の得失について述べた。
A4判 |
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単独 | 平成18年3月 | 平成15年度〜平成17年度科学研究費補助金・基盤研究(C)(2)研究成果報告書「東海地域地域能楽資料の収集と整理」 課題番号 15520124 | 平成6年ごろより収集を行なってきた能楽番組データは、これまで冊子の形式で研究者や関係者に配布されてきたが、蓄積されたデータ量が増えるに従い冊子の形式では費用や物理的に問題が生じるようになってきた。そこでWebを利用して能楽番組の検索ができるシステムを作成した。利用者が縦書きに慣れているためできる限り縦書きで表示を行なうようにした。2004年8月からの利用記録によると毎月4万件弱のアクセスが行なわれている。
A4判 |
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単独 | 平成18年3月 | 平成15年度〜平成17年度科学研究費補助金・基盤研究(C)(2)研究成果報告書「東海地域地域能楽資料の収集と整理」 課題番号 15520124 | 平成6年ごろより入力してきた能楽番組データの元となった能楽番組自体をスキャナーで取り込み、画像データベースの作成を試みた。番組画像の特徴やデータベース作成の際にに生じる問題点などについて考察した。
A4判 |