教育上の能力に関する事項 | 年月日 | 概 要 |
1 教育方法の実践例 | ||
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平成8年〜 現在 | 椙山女学園大学生活科学部生活社会科学科において助教授として担当した「基礎演習」(2年次配当、半期1単位、必修)では毎週プログラムやWebページの作成などの課題を学生に与えている。その際に次のような教育方法の実践した。
このような方式をとることにより、
などの効果があった。 |
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平成10年〜 現在 | 椙山女学園大学生活科学部生活社会科学科において助教授として担当した「プログラミング演習」(3年次配当、半期1単位、選択)では次のような教育方法の実践を行った。
この演習では従来課題を提出した順番で成績を付けていたが、ほぼ同時に終了する者もおり、その順番の判定が難しいことがあった。そこで最後の課題についてはメールで受け付けることにより、この順番が明確にわかるようになった。また後日提出された時刻を調べることにより、課題の難易度や学生各自の苦労度が定量的に分かるようになった。また(3)と同様のフィードバックも行えるようになった。 |
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平成12年 | Webを利用したアナライザーシステムを作成し、椙山女学園大学生活科学部生活社会科学科において助教授として担当した「基礎演習」(2年次配当、半期1単位、必修)の授業で使用した。このアナライザーシステムでは、学生は自分のパソコンで指定のURLへアクセスすると、「Yes」、「No」、「0」〜「9」等のボタンを並べたページが表示され、教員の質問に対して該当するボタンをクリックする。すると教員側のページに誰が何を答えたか一覧となって表示されるものである。
説明が一段落したところで理解できたか尋ねる、例題プログラムの実行が終わったかどうか確認する、と言うような場面でこれを利用した。 |
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平成12年〜現在 | 椙山女学園大学生活科学部生活社会科学科において助教授として担当した「情報社会学」(3年次配当、半期2単位、選択)の講義の際に次のような教育方法の実践した。
この講義では、授業内で提出するミニレポートの採点結果の最低点のものを除いた平均点で評価している。提出されたミニレポートは次回の講義の際に、採点のうえ返却しているが、実際の評価は素点ではなく偏差値で行っているのと、最低点のものを除いた平均なので学生にとって自分の成績がどのあたりにあるのか分かりにくいと言う問題があった。 受講生が100名を越える講義ゆえに学生の成績に対する問い合わせにいちいち応えられないため、ミニレポートを採点する度に、成績を学内からのみ参照できるWebページで公開した。 講義の最後に行ったアンケートによれば、大半の学生は自分の成績がいつでも確認できて便利と答えていたが、一部の学生からは、自分の成績が他の人に知られて恥ずかしいとかプライバシーの侵害だと言う意見があった。 |
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平成8年〜平成13年 | 本学全体のコンピュータネットワーク構築に中心的役割を果たす一方で、各学部で正規の情報リテラシーに関する授業が始まる前にコンピュータとネットワーク利用に関するサービス講座を立ち上げ、数年間にわたり多数の学生に正規授業外の教育を行ってきた。 当該講座では、全ての学部の全ての学年の学生が理解できるように、マウス、キーボードの使い方から、かな漢字変換、メール、ネットニュース、WWWなどの仕組みとそれぞれの利用法について説明と演習をおこなった。 本人は、学園の組織である総合クリエイティブセンターの研究員という立場で行ったものであるが、実際に利用可能な機器やシステムに合わせたオリジナルテキスト(後述)を作成し、全学部・全学年を対象に講座を実施した。この講座を受講した学生は平成8年度から13年度にかけて2,960名に及んだ。 |
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平成8年〜平成13年 | 前記の研究員として、併設の高等学校の生徒に対して、夏季及び春季の休暇期間を利用して、情報処理教育を実施してきた。
初期の頃は併設校ではネットワークを利用した授業がまだ行われていなかったために、上記のサービス講座とほぼ同等の内容を扱った。 併設校独自で同様の内容の授業が可能になった後は、HTMLのタグを説明し、これを直接入力することによりWebページを作成させコンピュータへの指示の与え方を理解させ、続けてJavaScriptの説明と演習を行い、Webページを利用してプログラミングの初歩を学ぶような内容にした。この講座が発端となり、その後、「英語会話」「デザイン」「心理」の講座も開かれることになり、連携教育の魁となった。 |
2 作成した教科書、教材 | ||
(単著) |
平成8年6月17日〜平成12年12月15日 | 椙山女学園大学の全学部の学生対象に開講されていたサービス講座で使用したテキストである。このサービス講座には平成8年より5年間で約3千名の学生が受講した。初期の頃はワークステーションを使用したメールやネットニュースの利用方法、後にWebを利用したメーラーが使用できるようになってからは、それを利用した方法に加えて、初心者用にマウスの扱い方、かな漢字変換のやり方、タイプ練習ソフトの使用法などわかりやすく記述している。
A4判 全20頁〜全28頁 |
(単著) |
平成8年4月18日、平成9年4月18日 | 生活科学部生活社会科学科の「基礎演習V」で使用したテキストである。1章ははじめに、2章はパソコンなどの使用法、3章はタイプ練習について、4章はワークステーションの利用法、5章はテキストエディタの使い方とUnixのコマンド、6章はメールの使い方、7章はネットニュースの使い方、8章はWWWの使い方、9章はCによるプログラミングとして、コンパイルの仕方から文法の説明など、10章はWebページの作成法、11章は会話的なWebページを扱っている。
A4判 全68頁、全76頁 |
(単著) |
平成10年4月9日、平成11年4月8日、 平成12年4月13日 | 生活科学部生活社会科学科の「基礎演習VA」で使用したテキストである。1章ははじめにとして、演習の受け方、プログラミングについて、OSについて、2章は基礎知識として、ワークステーションへの接続、Unixのコマンド、3章はファイルの操作として、テキストエディターの使用法、4章はCによるプログラミングとして、Cの歴史からCの文法の説明を扱っている。 A4判 全34頁 |
(単著) |
平成10年10月8日、平成11年9月30日、 平成12年9月28日 | 生活科学部生活社会科学科の「基礎演習VB」で使用したテキストである。1章はWebページの作成として、準備作業、ファイル名とURL、HTML入門、画像の扱い、2章は会話的なWebページとして、プログラムの作成方法、入力用のページの作り方、3章はHTML中級編として、文字の修飾、画面の分割、動く画像等、4章はCGI中級編としてCookieの扱い方や応用課題を扱っている。 A4判 全28頁〜34頁 |
(単著) |
平成13年9月26日、平成14年9月25日、平成15年9月25日 | 生活科学部生活社会科学科の「基礎演習」で使用したテキストである。1章ははじめにとして、演習の受け方、HTMLについて、JavaScriptについて、2章はWebページの作成について、作成の手順、HTMLの文法、画像の扱い方、3章はHTML中級編として、文字の修飾、表の作成法、画面の分割法、動く画像など、4章はJavaScript入門として、計算式、フォーム、関数、条件判断、警告・確認画面、変数、繰り返し、選択メニュー、タイマー割り込みなどを扱っている。 A4判 全33頁〜42頁 |
(単著) |
平成14年4月10日、平成15年4月9日、 平成16年4月14日 | 生活科学部生活社会科学科の「専門演習A」で使用したテキストである。1章ははじめにとして、演習の受け方、プログラミングについて、OSについて、2章は基礎知識として、ワークステーションへの接続、Unixのコマンド、3章はファイルの操作として、テキストエディターの使用法、4章はCによるプログラミングとして、Cの歴史からCの文法の説明を扱っている。 A4判 全35頁〜36頁 |
(単著) |
平成14年9月25日、平成15年9月24日、 平成16年9月22日 | 生活科学部生活社会科学科の「専門演習B」で使用したテキストである。1章は会話的なWebページの作成として、プログラムの起動方法や入力用ページの作成方法、2章はCGI中級編としてCookieの扱い方や応用課題を扱っている。 A4判 全18頁〜24頁 |
(単著) |
平成16年5月24日、平成17年4月11日、 平成18年4月10日、平成19年4月9日、平成20年4月9日、平成21年4月8日 | 現代マネジメント学部のの「コンピュータと情報 III」で使用したテキストである。1章はホームページビルダを使用したWebページの作成、2章はHTMLを直接入力してWebページを作成し、3章はStyle Sheetの基礎について説明している。 A4判 全18頁〜36頁 |
(単著) |
平成16年9月21日、平成17年9月28日、 平成18年9月25日、平成19年9月26日、平成20年9月22日、平成21年9月30日 | 現代マネジメント学部のの「コンピュータと情報 IV」で使用したテキストである。1章は授業の受け方、2章はJavaScript、3章はPHPを使用したCGIプログラミングについて説明している。 A4判 全27頁〜30頁 |
3 当該教員の教育上の能力に関する大学の評価
該当なし |
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4 その他
該当なし |